ターラー , 多羅菩薩 , Tārā

ターラー についてお話ししたいと思います。
ターラー神は、チベット仏教において非常に人気のある女神です。チベット語では「ドルマ」とも呼ばれ、「救う女神」という意味を持ちます。
慈悲深く、あらゆる苦しみから衆生を救済してくれると信じられています。
ターラー神の誕生
ターラー神は、観音菩薩の右目から流れた涙から生まれ出たと言われています。このことから、観音菩薩の慈悲の化身として位置づけられています。ターラー神の様々な姿
ターラー神は、その姿形や属性によって様々な種類に分かれています。主なものとしては、以下のものが挙げられます。白多羅菩薩 : 観音菩薩の右目から生まれ、長寿、健康、富をもたらすとされています。白い肌に二つの腕を持ち、蓮華と宝瓶を手にしています。
緑多羅菩薩 : 観音菩薩の左目から生まれ、あらゆる願いを成就させるとされています。緑色の肌に二つの腕を持ち、弓と矢を手にしています。
赤多羅菩薩 : 財運と長寿のご利益があるとされています。赤い肌に二つの腕を持ち、金貨と宝珠を手にしています。
黄多羅菩薩 : 学業成就や知恵の象徴とされています。黄色の肌に二つの腕を持ち、経典と法輪を手にしています。
青多羅菩薩 : 障害を取り除き、目標達成を助けるとされています。青い肌に二つの腕を持ち、三叉戟と羂索を手にしています。
ターラー神の役割
ターラー神は、様々な役割を担っています。慈悲の化身 : すべての衆生の苦しみを聞き、救済してくれる慈悲深い女神です。
願いを叶える女神 : 恋愛成就、病気平癒、事業成功など、あらゆる願いを叶えてくれると信じられています。
守護神 : 災難や悪霊から人々を守ってくれる守護神としても信仰されています。
チベット仏教におけるターラー信仰
チベット仏教において、ターラー信仰は非常に盛んです。多くの寺院でターラー神が祀られており、人々は祈りを捧げ、その加護を願っています。特に女性からは、強い信仰を集めています。
ターラーマントラ
ターラー神には、それぞれのマントラ(真言)があり、これを唱えることで、その神のご利益を授かると信じられています。
ターラー信仰の広がり
ターラー信仰は、チベットだけでなく、ネパール、インド、そして世界中の仏教徒の間で広まっています。その慈悲深い姿と、様々な願いを叶えてくれるという信仰から、多くの人々に愛されています。
