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ナガ族 布 について

こんにちは、ガイドのトラジです。
ミャンマーのナガ族についてお話ししますね。
ナガ族は、ミャンマーの北西部とインドのナガランド州など国境付近に住む少数民族で、チン族に属します。ナガ族は、習慣や言語によってさらに35以上の民族に分けられ、総人口は約200万人存在するのではないかと言われています。独自の文化や伝統などを現在も維持します。その為「世界で最も孤立した民族の一つ」とされています。

ナガ族の布ってなんだ?

ナガ族の布は、腰機と呼ばれる原始的な織機で織られたもので、自然染料で染められています。表側の織り模様が裏に出ないのが特徴で、一枚の布に多くの複雑なパターンを織り込むことができます。布の文様は、動物や植物、幾何学模様などが多く、部族や氏族の特徴を表しています。布は、民族衣装のコーディネートの一部として使われたり、祭りや儀式で供犠されたりします。
  

ナガ族の今

現在のナガ族の地域情勢は、不安定なものです。かつてのナガ族は、首狩り族として広く知られ、長い間、外の世界との接触を拒んできました。しかし、宣教師の活動によりキリスト教徒が増え、首狩りの風習は終了しました。現在は、許可をとれば外国人も現地に行くことができ、村は観光地化が進んでいるそうです。一方で、ナガ族は、インドとミャンマーの両国にまたがる地域で独立を要求し、武装闘争を続けています。ミャンマー内戦の一環として、ナガ族の武装勢力は、ミャンマー軍や他の民族勢力と衝突しています。ナガ族の文化や生活は、政治的な混乱や近代化の影響を受けて変化しているのです。
  

ナガ族の布は、その美しさと希少さから、日本でも人気があります。 ナガ族の布を使ったバッグやテーブルクロスなどの雑貨が販売されています。 ナガ族の布を見ると、彼らの歴史や文化に触れることができますね。
以上が、ミャンマーのナガ族の布についてのガイドでした。ご参考になれば幸いです。